認知症を考えるセミナー

 

テキスト出版の取材のためSOMPOケア株式会社に取材に行きました。同社が介護事業に参入するにあたって「介護サービス」とは何かを社外の有識者を交えて行った議論に「介護サービスの目的は、介護が必要な人の自立を支援することになる。自立支援とは、心身の能力に応じて利用者のQuality of Lifeを高め、最後まで自分らしく尊厳を保って暮らし続けるような支援を意味する」とありました。これは当会が目指す方向と同じです。

また「住宅」(箱)と「住まい」(場所や構成員への愛着を含んだ概念)を別のものと考え、人が究極的に求めるものは「住まい」をであり、単なる「住宅」でなく「住まい」を提供したいという姿勢は、同社のサービス付き高齢者住宅におけるサービスにもよく反映されています。国土交通省が所管するサービス付き高齢者住宅は、形式要件として「安否確認」と「生活相談」が付帯していますが、提供されるサービスの質は事業者によって異なり、単なる「住宅」の延長と考えている事業者と、「住まい」として介護サービスも伴うものと考えている事業者によって、入居者の「暮らしの質」に差が出ています。

同社が主催するオンラインセミナーの案内をお知らせします。

https://www.sompo-hd.com/~/media/hd/files/company/elderly/seminar2020.pdf

2020年09月05日